税理士試験を受かった後、実務経験を2年積まなければ税理士になることはできません。
そのため、税理士試験が終わる8月頃は税理士の求人が爆発的に増えるため、試験合格後すぐに就職活動に映らなければ税理士になることは難しいでしょう。
ここでは、税理士の求人の探し方や、採用されるためにはどうすればよいかをお話します。
狙うべきところは大手もしくは急成長税理士法人
8月は税理士の求人が増えるが、ここで注意しなければならないのは、就職活動をしているのは未経験者だけではないということ。
有能な税理士がより高待遇のところに移籍するために転職活動をする時期でもあるため、将来性があやふやな新人よりも実績と能力のある経験者を雇うという考えを持つ税理士法人や税理士事務所は多いです。
よって、転職活動を行なうときは、未経験者の需要がある事務所に絞ることをおすすめします。
狙い目となるのは、大規模な大手税理士法人や急成長の税理士事務所等が挙げられます。
逆に、中小規模の税理士法人は未経験者の採用に消極的です。
その理由は、税理士事務所が持つパワーにあります。
人材に不自由なく、より事業拡大を狙う税理士法人は、転職を続ける人よりも未経験者の方に注目しがちです。
確かに税理士は独立する人が多いですが、それでも中には税理士法人で働き続ける優秀な税理士がいるため、初期の頃から熱心に教育すれば残ってくれる可能性が高くなるからです。
大手税理士法人はそういった若手を育てるための環境が整っています。
一方中小の税理士法人はまだ発展途上で底まで力を入れる余裕がないため、未経験者よりも即戦力を求める傾向が強いです。
以上のことから、未経験者は大手の税理士法人を目指すことをおすすめします。
